活動報告

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新会派結成と部活動・福祉の現状報告(Vol.30)

【新会派結成】

11月19日に無所属議員2名と「未来の会」を結成することになりました。奈良市が抱える課題を市民目線で解決する事。

既成政党とは違い地方独自性を示していきたいと3人でのスタートしました。今後の活動をしっかり皆さんに伝えたいと思います。

奈良市は来年度から「部活動を外部委託」へ

奈良市は、これまで学校が中心となってきた部活動の在り方を見直し、令和8年(2026年)4月からは、これまで説明では休日中心だった地域クラブ活動を平日も含めて移行する予定です。

「学校管理下外の活動」として民間へ移行する方針を発表しました。運営は市が指定する統括運営団体が担い、教員に代わって人材バンク登録の指導者が派遣されます。

指導料は奈良市が負担し、活動の安全や運営の責任を奈良市が負う形となります。今回の新制度では、保護者や学校の負担を軽減しながら、子どもたちの活動機会を継続的に確保することを目指しています。

奈良市全体での取り組みが始まることで、地域の協力体制づくりが今後ますます重要になります。

【奈良市ポイント制度】

現在実施しています奈良市ポイントは、市民の皆様が社会貢献活動や市が実施する講座等の事業へ参加することで付与され、ポイントを加盟店等で利用することで、市民活動の促進と経済的効果を狙った制度でした。

具体的には、ボランティアポイント、長寿健康ポイント、健康増進ポイント、健康スポーツポイントで構成されておりましたが、来年3月末日をもって終了されます。

新たな シカの足跡アプリ があるのですが、今までのポイントに引き継がれないだけでなく、今まで付与されていた上記のポイントについても継続されるか不明と言われています。

市民の利用者に不便にならないよう関係所管と相談してご報告させてもらいます。

【同行援護とは】

「視覚障害により、移動に著しい困難を有する障害者等」が、外出時に同行援護従業者(ガイドヘルパー等)とともに移動し、必要な情報提供や移動の援護などを受けるサービスです。

主な支援内容として、

  • 移動時の同行・援護(道案内、歩行補助、誘導など)
  • 外出先での視覚的情報支援(案内表示の読み上げ、代読・代筆など)
  • 必要に応じて食事等の身体介助、外出に必要な支援などがあります。

この制度の歴史と導入の背景については、同行援護は、もともと市町村の地域生活支援事業として実施されていた「移動支援」が源流。2011年(平成23年)10月1日から障害福祉サービスとして制度化され、重度視覚障害者の移動支援が個別給付サービスとして明確化されました。

同行援護がもたらす効果としては安心して外出できる選択肢が確保され、買い物・通院・余暇活動など社会参加が広がると共に外出の自由が保障され、孤立防止やQOL(生活の質)の向上につながる事です。

【ごみ出し困難者】

奈良市では現在、家庭ごみを午前7時30分までに各地域のゴミステーションへ出すことが定められています。

しかし近年、高齢者や障害のある方を中心に「一人でごみを出すことが難しい」という声が増えています。ごみ出し困難者の存在は、日常生活における大きな課題として注目されています。

特に早朝の決められた時間に間に合わせることが難しい場合、生活の質や地域とのつながりに影響を及ぼすこともあります。

そこで市内では、収集時間の柔軟化を検討することで、地域住民や福祉関係者が支援に入りやすくなるのではないかという提案が出されています。

時間の幅を持たせることで、見守り活動や声かけといった地域の助け合いがより実効性を持ち、支援体制の強化につながると期待されています。

市民の暮らしを守るために、行政と地域、福祉の現場が連携し「ごみ出し困難者」への支援をどう進めていくか。今後、議論を行政側と行っていきます。


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しなと 幸一 (奈良市議会議員)

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