活動報告

vol28

止まった議論と進む現場 ― 新クリーンセンター・米谷町跡地を巡って(しなと幸一 NEWS Vol28)

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9月議会

四期目、最初の議会が9月5日から始まりました。
令和6年度決算審査と令和7年度補正予算並びに各常任分科会が開かれました。

令和6年度決算については認定し、令和7年度補正予算に関しては
前期から継続して議論してきたはずの「新クリーンセンター候補地」に対する調査費用は特別委員会で継続審議となりました。

行政側も議会側も一日では早く進めるべきと認識していたにもかかわらず
議会は慎重審議を求め継続とされたことに賛りを感じてなりません。

引き続きこの問題を取り上げ皆さんに報告いたします。

新クリーンセンター

新クリーンセンターについては「ごみ焼却施設等検討特別委員会」が設置されました。
議論を定例会だけでなく集中的に議論するためです。

まずは候補地を絞るための現地調査費用となる補正予算が提案されています。
建設を早期に進める事が目的の現地調査費用です。

しかし、議会初日に請願審査が提出され請願審査が優先されることとなり、
先に新クリーンセンター建設検討委員会から答申された3候補地に対する審議が後回しになりました。

先日、左京の清掃工場を視察してきましたが、現工場は劣化が著しく
待ったなしの状況であることを実感したところです。

この状況を把握しながら、議会の多く(主流)が候補地に対する予算を先送りしようとしています。
これまで繰り返し請願と連発して審議を停滞させてきた前任期と同様に繰り返そうとしています。

なぜ、調査費用を先送りするのか理由がわかりません。
特別委員会に付託して審議を深めると言いながら次回の委員会予定は11月との噂、
まさに言葉と行動が伴っていない。

言っていた言葉が今では理解不能状態。この問題、継続して皆さんにお伝えしていきます。

米谷町最終処分場への焼却灰搬入が終了

〜跡地は奈良市が責任を持って管理します〜

奈良市では、50年間にわたり米谷町地内の土地をお借りし、
一般廃棄物の焼却灰を最終処分場として搬入してきました。

長年にわたり、地域の皆さまにはご理解とご協力をいただきました。 しかし、大阪湾広域臨海環境整備センター(フェニックス)が本市の焼却灰をすべて受け入れることが可能となったため、
米谷町への搬入は令和7年度で終了することになりました。

これに伴い、これまで借地として利用してきた跡地について、
奈良市が購入し、責任を持って管理していきます。

今後も地域の方と跡地利用についての環境面や安全確保を最優先に、
適切な維持管理に努めていく事になります。

フェニックスへ全量搬出した場合の経費

区分項目R7R8R9R10
フェニックス運搬料14,60021,80021,80021,800
処分委託料40,300136,643133,900131,222
分担金5,0007,50047,5007,500
土地改人件費88,0004,0004,0004,000
最終処分地管理経費201,609126,643110,785107,507
事業地借地料83,906000
周辺自治会への補助金等40,100000
合計A473,515296,586317,985272,029
累計A473,515770,1011,088,0861,360,115

南部土地改良清美事業地へ埋立を継続した場合の経費

区分項目R7R8R9R10
フェニックス運搬料14,60014,60014,60014,600
処分委託料40,30040,30040,30040,300
分担金5,0007,50047,5007,500
土地改人件費88,00088,00088,00088,000
最終処分地管理経費201,609242,360210,775202,080
事業地借地料83,90683,90683,90683,906
周辺自治会への補助金等40,10040,10040,10040,100
合計B473,515516,766525,181476,486
累計B473,515990,2811,515,4621,991,948
合計A−合計B0−220,180−207,196−204,457
累計A−累計B0−220,180−427,376−631,833

土地購入に係る経費

区分項目R7
土地改土地購入費572,000
鑑定手数料24,137
登記業務委託料20,000
土地調査委託料4,000
合計620,137

しなと 幸一 (奈良市議会議員)

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