
こんにちは、しなと幸一です🍀
このたび、9月議会での質問内容が固まりましたので、そのご報告をかねて、少しお話させてください。
今回、私が議会で取り上げるのは――
「地域交通を起点とした地域内完結型の仕組みづくり」についてです。
🏡 鶴舞地区で、こんなことが起きています
奈良市の鶴舞地区では、以前から「外に出たいけど、足がない」という声が多く寄せられていました。
車を持たない方、高齢で運転をやめられた方、買い物や通院が一苦労……そんな状況です。
そこで地域の皆さんが立ち上がり、車を出し合い、ボランティアで移動支援を始めたんです。
最初は「病院まで乗せていってほしい」「買い物に行きたい」などの声が中心でしたが、やがて
「庭の木が伸びっぱなしで困ってる」
「掃除が手につかなくて…」
といった暮らしの悩みも届くようになりました。
そういった声を、地域の方が放っておかず、草むしりや剪定にも動いてくださった。
私も現場を見てきましたが、「ありがとう」「助かるわ」の声がたくさんありました。
🔄 奈良市全体でも、こういう仕組みが必要では?
私はこの鶴舞地区の取り組みに取り組んでいくなあで、こう思いました。
これはただの「交通支援」にとどまってない。
地域の助け合い、暮らしの支え合いの仕組みそのものだ、と。
●「移動支援」から始まって
●「生活支援」に広がって
●「空き家」を拠点にしながら
●「福祉」「就労」「まちづくり」とつながっていく
まさに地域で課題を“完結”させる仕組みになりつつあります。
🤝 市長と懇談し、議会で正式に提案します
こうした考えを、先日、市長にも直接お伝えしました。
そして、9月議会では、奈良市全体でこの仕組みをどう活かしていくか、正式に提案します。
以下のような点について質問する予定です。
- 地域交通を起点とした“地域内完結型モデル”を、市としてどう評価し、どう支援するか
- 生活保護受給者などの社会参加をどう後押しするか(就労や福祉との連携)
- 空き家を拠点とした仕組みづくりを、まちづくり施策とどう結びつけるか
- 最終的に、市全体としてこれらをどう連携・統合していくか(市長の所見)
🗂️ 質問日程のご案内(奈良市議会9月定例会)
10日から始まる奈良市議会・9月定例会では、私も4年ぶりに本会議で質問に立ちます。
今回はなんと、最終日の12日に最後の質問を担当する予定です。

本記事でご紹介した「地域交通を起点とした仕組みづくり」について、
市の今後の方向性を問う、重要な一歩になると考えています。
🎥 議会の様子は、インターネットでもライブ配信されます!
今回の議会では、地域の困りごとに対して、「提案型の質問」を考えています。
ぜひ中継をご覧いただき、ご意見などいただければ嬉しいです。
🔗 議会中継はこちらからご覧いただけます:
👉 奈良市議会 本会議インターネット中継ページ
💬 最後に
鶴舞のように、「地域の力」で支え合いを始めている場所があります。
行政の支援がほんの少しでも入れば、もっと多くの地域でできることが増えると、私は信じています。
私はこれからも、現場の声を聞き、形にしていくことを大切にしていきます。
どうぞ、引き続き見守っていただけたらうれしいです。
しなと 幸一 (奈良市議会議員)