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10年後、子どもたちがこのまちに残るには?

先日、顔なじみの大学生と話をしていたときのことです。
彼は奈良市内の実家から通学していて、穏やかな雰囲気の子です。
進路の話になったとき、こんな言葉が返ってきました。

「奈良は好きなんです。でも、就職は大阪か東京かなと思ってます。」

その口ぶりには迷いも寂しさもありました。
「住む場所」と「働く場所」が一致しない現実。
それが、今の奈良で生きる若者の「当たり前」になってしまっている。
私はそこに、このまちの根っこにある課題を見た気がしました。

奈良市では、若者の市外流出が静かに、しかし確実に進んでいます。
高校を卒業して県外へ進学し、そのまま帰ってこない。
地元に仕事がない、接点がない、未来が見えない——
そう感じている若者が、少なくありません。

だからこそ、私は次のような提案を進めます。

🔶 若者が「残れる」「戻れる」奈良へ

  • 地元企業とのマッチングによる「実践型インターン制度」の整備
  • 学生と地域課題をつなぐプロジェクト支援
  • 起業・チャレンジを応援する空き店舗リノベ事業

まちは、制度と予算で変えられます。
そしてその方向性を決めるのが、私たち政治に関わる者の責任です。

「このまちが好き」と言った彼の声を、私は未来へつなげたい。
10年後、子どもたちが「奈良で暮らしたい」「働きたい」と言えるまちにしたい。

この声を受けとめ、これからも現場で、政策で、しっかり向き合っていきます。

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