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奈良市の財源は有効活用されているのか

おはようございます。
まだまだ寒い日が続いています。

昨日、奈良市議会で令和5年度の予算を説明する内示会が開かれました。
県と市とを繋ぐのが、私の役割ですから、奈良市の動きもしっかりとチェックしています。
奈良市の予算をよくよく見ると、残念ながら、今の物価高騰対策や高齢者政策には新しく対応できるようには思えません。

一方、子育てに対しては第二子以降の保育料無償化や子ども医療費助成の拡充等は、盛り込まれました。
子育てへの負担をいかに下げていくか。全国的な問題です。
奈良市が医療費助成の拡充に踏み切ったことは、評価できる…と見えますが。実はそうとも言い切れません。

昨年、私は県議会の厚生委員会で子ども医療費助成に対して質問を行いました。
そこで、「市町村が足並みをそろえれば奈良県としても支援体制は検討する」と答弁を引き出しています。
本来ならば、奈良市の財源で賄うところ、県がお金を出してもよい。ということです。

しかし、今回奈良市が先行する事で、システム改修費は奈良市が、単独で負担することになります。
今後、各市町村が一斉にスタートすると改めてシステム改修費が、また必要となる事を奈良市は考えているのでしょうか?
各市町村会で議論されたと聞いていますが、協調しながら限られた財源を有効に使うべきではなかったのかと思います。

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