人口減少・少子高齢社会時代でも、全ての奈良県の人々に寄り添い元気な奈良を目指します。
2000年から人口減少問題、また高齢化が進み「介護保険制度」もスタートしました。奈良市議として「医療・介護・子育て」を中心に市政に関わってきましたが、基礎自治体では分からない市町村連携や県市連携の重要性を痛感しました。
現役世代の子育て問題、地域福祉計画など窓口は基礎自治体で、県民市民の声に寄り添うことは各市町村です。
しっかりした県市連携がなければ政策の一貫性だけでなく財源の確保も十分とは言えない状況です。一人一人に寄り添い、地域性に合った元気な奈良県を目指します。
馬淵代議士との出会い
私が市議会議員を志しましたのは、平成17年の衆議院選挙において、 馬 淵代議士 の選挙運動を応援した頃からです。以前の私は、政治家と呼ば れる人々が自分とは違う世界に住む遠い存在で、かつ活動が不透明なた め意識的に避けていたところがありました。また、その人たちのありよ うが原因で政治に興味と信頼を持てませんでした。
しかし、馬淵代議士は地元での地道な活動に加えて、企業からの献金を いっさいもらわずに人とのつながりを大切にしている姿勢に共感しまし た。それからは、自分自身の時間の許す限り、馬淵代議士と事務所のス タッフとともに活動に参加させていただくようになりました。
ここ数年政府の醜態が続き、目を覆いたくなるばかりか、この末期的な 現状から国民の政治不信と不満が増大しています。にもかかわらず、具 体的な施策もなく、小手先ばかりで我慢なりません。しかし、この現状 を動かすためにはどうすればよいか、私自身に知識や経験がまだ不足し ていると考えています。
その活動の中で、自分自身が奈良の人々にできることがないか、自分を慈しみ育ててくれた奈良を、どうすればよくできるかを日々考えるようになりました。
この奈良で安心して住めるようにするために、また医療・介護といったサービスを考えることで自分を育ててくれた奈良に恩返しをしたい、そのような気持ちから私は市議会議員を志しました。
メインテーマは医療問題
仕事柄、私は医療現場の悩みや抱える問題点を、日々、目にしていま す。他方、現在の医療は、多額の税金が使われています。そのため、医 療や介護サービスは効率よく行なわれなければ税金の無駄遣いとなります。
医療や介護サービスを考えるにあたり、私には20年の経験と知識があり ます。安心して暮らすということにおいて、医療や介護が無償で、また は安価で提供されれば、最低限の生活を守ることにつながると考えます。
次に、市議会議員として何をしたいか、また、何をすべきかを私の考え を述べさせていただきます。私は、先に述べたとおり、生活の基盤であ る「医・食・住」の中から、医療問題について考えていきたいと思います。
近年において、少子化・老齢者の増加・核家族化・女性の社会進出など で社会環境が著しく変化しています。それに加えて、近年の医師不足に より、現在の医師研修制度・小児医療対策・母子のための保健対策・夜 間休日診療・後期高齢者医療制度では、現在の医療が抱えている多くの 問題を解決できません。
そのため、不都合な点は、場当たり的な方法でしか対応できていないた め、医療の現場は機能不全に陥っています。問題が起こった時に、応急 処置的に医療制度を都合よく見直すことになってしまいます。
そこで、市議会議員として、取り組みたい課題を具体的に述べます。
- 少子化に対しての抜本的な見直し
- 小児医療については、診療報酬の見直し・診療時間の工夫
- 老人医療については、介護施設の利用状況と後期高齢者保健制度の見直し
- 市立奈良病院の救急体制・災害拠点病院としての充実
- 病診連携の適正化
以上のことを市民のために、日々、念頭に置いて解決するよう努めてい ければと思います。また、5つの点に共通することは、地方自治体・医師 会・国との連携が不可欠だということです。
私は、医療制度の充実を図るにあたり、医療現場を知っている強みを生 かし、奈良市の医療問題に継続的に取り組み、市民のために働くことを 誓います。そのためにも民主党の下で信頼される政治を目指したいと思 い決意いたしました。
馬淵代議士を目標に、代議士同様、市民から信頼されるために分かりやすい政治を目指し、また、他の地方から模範となれるような働きをする覚悟です。
平成20年9月
階戸幸一