市民の皆様とお話していると、
「こんなことで困っている」「ここはもっと良くなるのでは」という声をいただきます。
そんな日々の小さな声が、実はまちづくりを支える大切な土台です。
そこで、奈良市のまちづくりの「根っこ」にある仕組みのひとつ、
「二元代表制」 について、少しだけお話したいと思います。
■ 二元代表制とは?
二元代表制とは、
「市長」と「市議会議員」を、市民の皆様が直接選ぶ」
という、地方自治の基本の形です。
- 市長:市の仕事を進める
- 議会:市政をチェックし、提案し、より良くしていく
それぞれが独立して市民の代表として選ばれ、
互いに補い合いながら奈良市を動かしていきます。
難しい言葉ですが、
要するに “市長も議会も、どちらも市民の声の先にある存在” ということです。
■ 奈良市の暮らしと、制度がつながる場所
例えば、私が地域でお聞きする
- 「ゴミ出しが大変になってきた」
- 「子どもを預けたい時間に預けられない」
といった声。
こうした日常の困りごとは、
市長が動かす行政サービスの改善につながる一方で、
議会では同じ問題を別の角度から議論し、
改善策や予算の裏付けをしっかり見ていくことになります。
奈良市の制度が、暮らしの実感に寄り添えるかどうか。
その要となるのが、二元代表制という仕組みです。
■ 私の役目は「声を制度につなぐ」こと
地域を歩き、市民の声を直接聞き、
その声と制度のあいだをつなぐこと。
その役目を果たせるのが議員であり、
私はそこにしっかりと軸足を置いて活動しています。
制度を前提にまちを見るのではなく、
暮らしの中から制度を見直す。
その視点をこれからも大切にしていきます。
しなと 幸一(奈良市議会議員)



